中川⼩学校は⽮掛町の中⼼街から⻄へ２㎞ほどの国道４８６号線沿いにあります。国道沿いには大きなスーパーやホームセンター，ドッラグストアーなどが建ち並んでいますが，学区は田園地帯が広がっているのどかな農村地帯です。「中川」の名の通り，地域のほぼ中央を東⻄に⼩田川が流れています。豊かな⾃然に囲まれつつも，倉敷・⽮掛と井原・笠岡・福山を結ぶ交通の要所に位置する地域となっています。

　平成３０年７月豪雨では，中川地域は甚大な被害がありました。中川⼩学校も，校舎一階の床上１５０㎝，体育館は床上１８０㎝まで浸水し，学校内の多くの貴重な文書・教材・教具，児童や教職員の持ち物の何もかもが失われました。→写真Ａ ２学期間は，隣の川面⼩学校に通学し，合同授業を取り入れながら授業をしました。→写真B その間，保護者・消防団などの地域住⺠・⽮掛町の中学生・高校生ボランティア，町内の教職員，また県内外のボランティアなど，多くの皆さんの手によって復旧作業が行われ，→写真C 翌３１年１月には元の校舎に帰ることができました。→写真D また，多くの方が義援金をお寄せくださり，本当に感謝の念に堪えません。

　私たち中川⼩学校教職員は，この経験・ご恩を忘れず，知・徳・体のバランスのとれた郷土愛あふれる「中川っ子」を育てるため，日々教育に邁進しています。